ほたるbooks

読書はこころの灯火

【おすすめ本】『こころの旅』を人生の道しるべに!

こんにちは。

365日読書をしているほたるです。

 

 

今回おすすめするのは

神谷美恵子(1974)

『こころの旅』日本評論社

です。

 

 

 

突然ですが、

あなたにとっての人生とは何でしょうか?

 

 

この本の冒頭には、

 

人生とは生きる本人にとって

何よりもまずこころの旅なのである。

 

と書かれています。

 

 

確かに、生まれてから老いゆくまで

生きている間はずっと、

人のこころは喜んだり悲しんだり、

様々な旅をしています。

 

 

体の状態にこころが引っ張られることも

多々ありますが、

それでも、

こころこそが人生の主人公!

とも言えそうです。

 

 

作者の神谷美恵子さんは精神科医

こころのプロフェッショナルです。

 

 

本著では、

生まれたばかりの赤ん坊の頃から、

老年期に至るまでの

それぞれの段階について、

丹念に考察されています。

 

 

出版されたのは1974年とかなり昔。

 

 

なのですが……

令和のわたしたちが読んでも、

まったく古さを感じないんです!

 

 

たとえば、わたしも当てはまる

「壮年期」の年代。

25歳から55歳ころまでと

定義されている年代についてですが、

 

著者はこの年代に対して、

 

「満足のゆくこころの旅をするためには、

人間は自分以外の人やものごとに

力を注ぎ、

その「世話」をするようにできているらしい」

 

と言っています。

 

 

なるほど!

確かに!

と思いませんか?

 

 

利己的であっては、

こころは満足できないんです。

 

 

他にも、確かに!

と思った言葉がたくさんあるので、

いくつか紹介します!

 

 

「意識的な教育への努力よりも

親みずからの生きる姿勢のほうが、

はるかに大きな迫力を持って

幼児のこころにきざみつけられ、

基本的な行動規範を

形づくるらしい」

 

 

「どこにおかれても一生ひとりで

学びつづけられる人をつくるのが

学校教育の目的であるとさえ私は思う。

人生の大きな不幸の一つである

「退屈」とはもっとも無縁なのが

「学ぶたのしみ」「考えるたのしみ」

をもつホモ・ディスケンスだからである。」

※ホモ・ディスケンス=自ら学ぶ存在

 

 

「からだにとって空気や水や

食物が必要なのと同様に、

こころには生きるよろこびが

必要であることは一生を通じて

変わらないことであった。」

 

 

いかがでしょう?

 

 

人生は一度きり。

喜びを感じながら生きるには

どうしたらいいか、

その道しるべとなる示唆に富んだ一冊です。

 

 

ぜひご一読ください!

あなたの人生の糧になりますように!

 

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